コロナ禍、およびそれ以降の「人がリアルで会うことの価値」を提供したい
コロナ禍で、人と人との物理的な距離は遠ざかりました。
職場のリモート化が進んでいく中で、人がリアルで会うことの価値を再定義したいと考えています。私たちは、五感を通じて「いま」の自分に立ち返り、本来の自分で相手と対話できる場所をつくることで、「人が人に会う」新たな価値を提供していきます。
わざわざ船に乗って海を渡り、五感を解放して島の自然を感じ、地元の人とのちょっとした触れ合いにほっこりする。そんな体験を共有することで、職場の同僚が実りある人生のために一緒に働く仲間になる。
その積み重ねの先に、私たちColereが掲げる“Work to live happier”というビジョンの実現があると信じています。
名前に込めた想い
「ACB Living」という名称は、まちに住む人にとっての「リビング(居間)」であり、施設利用者にとっては「Live-ing」、つまり「今」を感じることができる場所でありたいということから発想しました。
地域の方と利用者双方にとって、自宅のリビングにいるような穏やかな気持ちで、自然と新たな人や体験と出会うことができる半公共的な場所になることを目指しています。
ロゴに込めた想い
よく晴れた日、芦辺浦を散歩しながら、漁港の水面に目を落としてみると、陽の光を反射してきらきらと、とてもきれいです。小さな波がちゃぷちゃぷといろんな方向にむかって、ゆれて、ぶつかって、そうして形作っている。 でも、波のひとつひとつは、輝こうと思っているわけではありません。それぞれが好きなように存在して、自然と溶け合ったり、ぶつかったり、つながったり。 そんなイメージが、芦辺浦にぴったりだ思い、形にしてみました。これからACB Livingに訪れる人たちも、それぞれに波立ち、溶け合っていけるといいなと願っています。
ロゴデザイン:中村由布さん
芦辺町や福岡でwebデザイナー/フォトグラファーとして活動。 その土地、そしてそこで暮らす人の想いをやさしくすくいとり、未来に手渡していけるような、そんなデザインと写真をつくっていきたいと思っています。
Instagram @yu_atari webサイト https://ufufuno.work/
長崎県壱岐市について
壱岐島は九州北部の玄界灘沖にある離島で、福岡市博多港から高速船で1時間で渡れる距離です。 美しい海と自然の中に約2万5000人が暮らしており、基本的な生活に困ることはありません。
澄み切ったエメラルドグリーンの海に、ウニや新鮮な魚介類、壱岐牛などの豊富なグルメも楽しむことができます。
弥生時代から続く長い歴史を反映して、島内には1,000を超える神社やほこらがあり、島全体がパワースポットとも言われています。
芦辺浦地域とACB Living
芦辺浦という地域には既に食と住(泊)があるのですが、今回私たちが「仕事ができる空間」をつくることで、まちとしての機能を補完し、新たなエコシステムを創り出したいと考えています。
この施設がまちへの新たな入り口になって、地元の飲食店や宿泊施設の方々と一緒に訪れる人をもてなしていく。
魅力的な移住者と一緒に、この地域ならではのアクティビティを提供していく。
また、そこで生まれた収益を使って空き家の改修等を進めることでまちが内側から生まれ変わっていく。
「ACB Living」をこのようなエコシステムの起点にしていきたいと考えています。もちろん、カフェスペースやオープンキッチンは地域の方々にもたくさんご利用いただき、この施設を通して地域の方々同士の繋がりもより深めていっていただきたいと思っています。